【読書感想】AI VS. 教科書が読めない子どもたち

子どもの読書

こんにちは、KamiPapaです。
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」を読みました。
ベストセラーで大変売れている本のようなので、既に読まれている方多いかも知れませんね。

個人的にここ最近読んだ本では一番面白かったし、小中高のお子さんを持つ親や、学校の先生、キャッチバレーボール含めて何らか子どもに指導する立場の方にはぜひ読んでみて欲しい本だと思ったのでちょっと紹介します。

まず最初に皆さんに問題です。

次の文を読みなさい。
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名 Alexandraの愛称であるが、男性の名 Alexanderの愛称でもある。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから 1つ選びなさい 。

Alexandraの愛称は (      )である 。

(1)Alex (2)Alexander (3)男性 (4)女性

答えは





(1)です。

なんだこんな簡単な問題は、と思いましたよね?

しかし、なんとこの問題の中学生の正答率は約4割、高校生で約6割だそうです。
(全国の中高生を対象に25,000人調査した結果。不真面目な回答を除いたり明らかにおかしい回答は除いたとの事)
つまり、中学生では半分以上の子が解けてないということ。とても驚きました。

「ロボットが東大に合格できるのか」=”東ロボくん”というプロジェクトに取り組んでいる著者の数学者新井さん。
人工知能を搭載した東ロボくんに色々なロジックや教師データを投入し試行錯誤した結果、現在既にMARCHレベルの大学には入学できるところまで来たそうです。
でも、決してロボットが東大に合格する日は来ないだろう、と仰っています。

また今の数学の限界から「シンギュラリティ(人間の頭脳をAIが超える日)」は決してこないとも。

それはなぜか?

人工知能は決して言葉の意味を理解しない、理論と統計・確率からあくまで答えをはじき出すことしか出来ないからだそうです。
つまり人間との大きな差は読解力にあり、ということです。

しかし一方でこのプロジェクトの中で行われた調査で明らかになったのは、先の例題の正答率に見るような現代の子どもたちの読解力の低さでした。読解力の問題が苦手な東ロボくんを下回るレベルだそうです。

AIが苦手とする読解力 – 言葉や文章の意味を理解し推論を立てて物事の判別をできること – をしっかりと身につけることがAIに取って変わられない新しい価値創出の担い手(働き手)として必要な能力である。

しかし人間の子ども達が同じように苦手としていては、AIに仕事が奪われる、もしくは本来人間にしか出来ない仕事が十分に出来ないことを意味します。

だから筆者は、教育の喫緊の課題は「中学を卒業するまでに、中学校の教科書を読めるようにすること」だと厳しくも現実的な提言をしています。

と、ここまでお伝えしても「そんな極端な」「うちに限ってそんなはずは・・・」と思っている方は、ぜひ例題が他にも載っているので買ってお子さんにやらせてみたら面白いと思います!(うちは速攻でやらせたら上の子が1問間違えてガビーンとなりました笑)

改めて、何を教えるにも一緒にするにも、子どもに意味を十分に理解させて、自らが判断したり意見を表明出来るようにうながす事の大事さを痛感した次第です。

他にも、読解力は読書量とも相関しないなど学力に関する調査結果あり、真の意味でのAIとは何か?というこれからの時代で押さえておくべき重要ワードを理解する意味でも、お父さんお母さんは損しない本ではないかと思います。

よかったら手に取ってみてください。

それではー。

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

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